福祉業界には、たくさんの資格があります。
今回は介護・福祉業界の資格の紹介をしていきます!
記事で皆さんのキャリアステップの手伝いになること間違いなし!!
目次
⒈介護・福祉業界の資格って何?
介護福祉士をとってしまえば、その後のキャリアはどうするのか?
ケアマネージャー?施設の管理者?MSW?生活相談員?
様々な道があります。
そんなキャリアステップや転職の手助けになると思います。
では、介護・福祉業界の資格一覧を紹介して行きましょう。
もし、施設形態などについては、こちらは参考にどうぞ
2. 介護・福祉業界の資格一覧
1. 介護・福祉の資格:介護職員初任者研修
介護職員初任者研修とは、これから介護の仕事を始める人に、最初に取ってほしい資格です。
元々は「ホームヘルパー2級」の資格がありましたが、旧ヘルパー2級と呼ばれる「介護職員初任者研修」になりました。
身体介護をする上で必要とされてますが、「介護職員初任者研修」は介護を始める上で入門となる資格です。
参考記事:
2. 介護・福祉の資格:介護福祉士
介護福祉士法にもとづく介護専門職の国家資格で、専門の知識と技術をもって業務にあたっている(2015年からは喀痰吸引等を含む)。
以下の様に、受験には指定された学校を卒業するか、実務経験3年が必要です。現場では、食事の世話、入浴、排泄等の介護や指導・支援を行っています。
参考の記事:
3. 介護・福祉の資格:介護支援専門員・ケアマネージャー
介護保険制度施行に伴い新たに誕生した専門職。介護を必要とする人のケアプランを作成や、様々なサービスの調整を行う。
介護保険制度の中で、利用者の生活や介護に関する相談に応じるとともに、要支援または要介護と認定された人のケアプランを作成等の利用者がその心身の状況等に応じ適切なサービスを利用できるよう、市区町村、サービスを提供する事業所、施設などとの連絡調整や保険の給付管理等を行う人のこと。資格の名称とも使われる場合がある。
取得方法の1つとして、国家資格等に基づく業務経験5年行う。
資格を所有しているだけでなく、「要援護者に対する直接的な対人援助業務」つまり、営業や事務ではない各資格本来の業務に従事している期間のみが対象です。
該当資格:医師,歯科医師,薬剤師,保健師,助産師,看護師,准看護師,理学療法士,作業療法士,社会福祉士,介護福祉士,視能訓練士,義肢装具士,歯科衛生士,言語聴覚士,あん摩マッサージ指圧師,はり師,きゅう師,柔道整復師,栄養士,管理栄養士,精神保健福祉士
4. 介護・福祉の資格:生活相談員
利用者の相談、援助等を行うために、特別養護老人ホーム、指定介護老人福祉施設、デイサービス(通所介護)の人員基準で安定的な事業運営のため1名以上の常勤配置が義務付けられた人員の職種名。
5. 介護・福祉の資格:主任介護支援専門員
ケアマネジャーの資質や専門性の向上を目的に創設された資格の名称。所定の実務経験を積んだ介護支援専門員有の資格者が、所定の研修を受け与えられます。
具体的な、業務内容としては、介護保険サービスや他の保健・医療・福祉サービスを提供する者との連絡調整や他の介護支援専門員を統括する役割を担い、助言・指導などケアマネジメントが適切かつ円滑に提供されるようにする職務を行います。
また地域包括支援センターや特定事業所加算を取得する一部の事業所では、主任介護支援専門員の配置が義務とされています。
6. 介護・福祉の資格:サービス提供責任者
居宅サービス事業所や介護予防サービス事業所の訪問介護員や介護職員を統括する責任者。
訪問介護計画をたてる、サービス利用の契約、訪問介護員らへの指導・助言などを行う(介護福祉士、訪問介護員養成研修1級課程を修了した者、訪問介護員養成研修2級過程を修了した者であって実務経験が3年以上の者)。
また、サービス提供責任者の主たる役割は、利用者の介護ニーズを充足する事にあり
その役割を実現する為には、次の基本的機能を果たす事が求められる。
①ケアマネジャーが作成したケアプランや利用者訪問等に基づき利用者の介護ニーズを適切に把握し、訪問介護計画(サービス提供計画)を作成する事。
②訪問介護計画の内容を実現出来る職務遂行能力を備えたヘルパーを選択し、介護サービス提供業務に配置し、要介護者の介護ニーズを充足する事
等である。
7. 介護・福祉の資格:理学療法士/PT
身体に障害のある人に対して、起きる、座る、立つ、歩く等の日常の基本動作能力の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(電気刺激やマッサージ等)を行うリハビリテーションの専門職( 国家資格)。
PT(Physical Therapy)とも言われます。。理学療法士は、医師の指示のもと理学療法を行ないます。
8. 介護・福祉の資格:作業療法士(OT)
医師の指示のもと、精神等に障害のある人に手芸や工作など、さまざまな作業活動を通して、残された機能の回復・維持、開発を促すリハビリテーションの専門職(国家資格)。
具体的な、業務内容としては、心身に障害のある者に対し指を動かす、食事をする、入浴をする、など日常生活を送る上で必要な機能回復を目的に手対象者の趣味・嗜好を考慮しながら工芸、園芸、レクリエーションまであらゆる作業活動を通して、身体と心のリハビリテーションを行ないます。
9. 介護・福祉の資格:社会福祉士
社会福祉士及び介護福祉士法に基づき、国家試験に合格し厚生労働大臣の免許を受けた者。
社会福祉の専門的知識および技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者、または医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡および調整その他の援助を行う専門職である。
介護保険制度においては、市区町村の地域支援事業における包括的支援事業を適切に実施するため地域包括支援センターに配置されている。
10. 介護・福祉の資格:ソーシャルワーカー(social worker)
専門的な知識を持って福祉に関するさまざまな相談に応じる人の職種名であり総称であり、また各地方自治体の福祉事務所で社会福祉士として勤務する公務員の職種名でケースワーカーとも呼ばれます。
具体的な、業務内容としては、福祉事務所や老人福祉施設、児童福祉施設、障害者福祉施設など各々が勤める施設で障害者、児童、高齢者など、地域で福祉サービスを必要としている人の相談に応じ、各種制度・施設の利用方法などを助言したり選んだりし問題解決にあたります。
11. 介護・福祉の資格:医療ソーシャルワーカー/メディカルソーシャルワーカー(MSW)
患者や家族の抱える精神的・社会的な問題の解決から、社会復帰までをサポートする専門職。
主に病院等で働き、社会福祉の専門的な知識や技術が必要。
12. 介護・福祉の資格:精神保健福祉士/PSW
精神障害者福祉施設や精神科病院などに勤務し、精神障害者の相談援助業務に携わる専門職(国家資格)。具体的な、業務内容としては精神障害者の保健や福祉に関する専門的な知識および技術を有し、各地の保健所や精神保健福祉センターなどの公立施設に勤務し精神的な障害のある人やその家族の相談に応じて、日常生活がスムーズに営めるように支援したり社会参加に向けた支援活動を行ったりします。
国家資格である。精神保健福祉士となるには、指定試験機関財団法人社会福祉振興・試験センターが実施する精神保健福祉士試験に合格し、精神保健福祉士登録簿に所定の事項の登録を受けなければならない。
精神(科)ソーシャルワーカー、PSW(Psychiatric Social Worker)とも呼ばれる。
13. 介護・福祉の資格:言語聴覚士/ST
従来は、言語療法士、言語治療士、言語訓練士、臨床言語士等と呼ばれていた。
音声機能、言語機能または聴覚に障害のある者の機能の維持向上を図る為、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査および助言、指導その他の援助を行う事を業とする者。嚥下(えんげ)機能が低下している人に嚥下訓練も行ないます。
具体的な業務内容としては、言語障害(失語症や構音障害など)、聴覚障害、嚥下障害など言葉によるコミュニケーション能力に問題がある人に対し、訓練や指導を行いその能力を向上させ日常生活や社会復帰をサポートをします。
STになるには、専門の養成施設(厚生労働大臣指定)を卒業し国家試験に合格する必要があります。介護保険法改正で、施設等の人員配置基準でOT・PT等と一緒に数えられる。
14. 介護・福祉の資格:視能訓練士
眼科で、医師の指示のもとに視能検査を行うと共に、斜視や弱視の訓練治療なども行う専門職(国家資格)。保健所・学校・職場などでの集団検診や視るための補助具の選定なども行う。
15. 介護・福祉の資格:聴能訓練士
難聴など聴覚に障害がある人に対して、聴力検査や補聴器の選択・使い方の指導や聴覚の回復・治療などのリハビリを行う専門職。言語聴覚士(国家資格)の業務のうち、聴覚に特化した部分を受け持つ。
16. 介護・福祉の資格:ガイドヘルパー/外出介護員
知的障害者や重度の視覚障害者、重度脳性マヒの人が外出する際に付き添い、手助けするヘルパー(訪問介護員)です。
また、支援費制度上の職種名、または資格名です。
具体的な、業務内容としては外出先での歩行や車いすの介助、代読や代筆などコミュニケーション支援、上着の更衣介助などを行います。また公的機関への外出時だけでなく買い物など社会的活動全般を援助、介助を行います。
ガイドヘルパーの業務に就くには各地の都道府県知事の行う研修を修了した者に与えられるガイドヘルパーの資格が必要となります。
17. 介護・福祉の資格:管理栄養士
給食のメニュー作成から栄養指導を行える高度な知識と技術をもった専門職です。介護保険制度の中には、栄養に関する加算も多く重要な位置づけの厚生労働大臣の免許を受ける国家資格の一つです。
19. 介護・福祉の資格:ケアワーカー
国家資格として介護福祉士があるが、単に家事援助や身体介護の技術をもつだけでなく、援助対象者の心身両面にわたる把握や家族・地域を含む環境面の把握およびその援助技術、そして高い職業倫理等が求められる。
社会福祉士がソーシャルワーカーという英語名でも呼ばれる ように、介護福祉士についてもケアワーカーという呼び方をする場合もある。
20. 介護・福祉の資格:コミュニティワーカー
社会福祉に関する専門的知識を有して地域援助を目的とする人を指す職種名で都道府県や市区町村単位の社会福祉協議会に在職するソーシャルワーカーをコミュニティワーカーと呼ぶケースもあります。
具体的な、業務内容としては国単位では難しい地域単位のきめ細かい福祉サービスの実現をめざし地域間で社会福祉の企画・連絡・広報などを行います。
コミュニティワーカーになるために特別な資格は必要ありませんが福祉関係の有資格者や福祉系の大学・短大・専門学校出身者がその職務に就くケースが多いようです。
21. 介護・福祉の資格:准看護師
看護師が国家資格免許なのに対し都道府県知事の免許を受けて医師と看護師からの指示に従って補佐的な業務を行う職に就く人をさします。
具体的な、業務内容としては患者様の薬の管理や健康状態のチェック、診療の補助、などを行います。准看護師になるには中学又は高校卒業後に、准看護師養成所で2年間の勉学の後、あるいは中学校卒業後に、高等学校衛生看護科で3年(定時制4年)の勉学の後、准看護師試験に合格すれば資格がもらえます。
22. 介護・福祉の資格:保健師
厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事する事を業とする者。保健師は名称独占の国家資格である為、資格を持たないものが保健師である事を名乗ったり、紛らわしい名称を用いる事はできない。しかし、業務独占資格ではない為、栄養士等が適切な保健指導を行った場合は法的な問題はない。
公的機関である保健所や市町村に勤務し、個人や集団に対して、健康保険増進の指導、疾病予防の指導、健康相談、健康教育等広く地域住民の公衆衛生に必要な保健指導を行う。その働く場所により地域の保健師、産業保健師、学校保健師等に大別される。
23. 介護・福祉の資格:臨床工学技士
医師の指示の下に、人の呼吸・循環・代謝の機能の一部を代替・補助する生命維持管理装置の操作および保守点検を行う専門技術を備えた者(国家資格)。
医療機器の進歩等に伴い、医師、看護師等と専門技術者によるチーム医療によって臨床現場を支えていく事の重要性を受ける。生命維持管理装置の操作を行えるのは臨床工学技士を含め、医師、看護師、准看護師等に限られている。
24. 介護・福祉の資格:臨床心理士
日本臨床心理士資格認定協会の認定による臨床心理学の専門家、臨床心理学にもとづく知識や技術をもって、こころの問題にアプローチする専門家。高齢者支援、スクールカウンセラー等として、心理療法を用いて心理や発達に障害や問題のある人の治療・援助を行う。
用いられる技法は、精神分析、動作療法、サイコドラマ等、様々なものがある。
心理学を専攻する大学院修士課程修了後1年以上の心理臨床経験を有する者が、資格審査(年1回の筆記・口述試験)に合格した場合に認定される。心理学的技法により患者を検査・診断し、心理療法を施す。
以上です。
3. まとめ
老人保健施設等では、作業療法士や理学療法士と関わる仕事をあるでしょう。
介護福祉士がゴールに介護職のプロフェッショナルとして働くのもよし、
ケアマネージャーを目指すのも1つの選択肢です。
たくさんの選択肢がある中で、少しでも皆さんの道しるべ・助けになれば幸いです。